13.6 穿刺痛
通常、アクセス血管の穿刺のたびに穿刺部を変えるので、多かれ少なかれ穿刺痛が存在する。患者によっては穿刺痛は耐え難いほど強いものであることがある。アクセス血管の穿刺痛に対しては、穿刺部の変更、穿刺針の浅い位置への留置、より細い針への変更により対処する。また、貼付用麻酔剤(薬)は穿刺痛を緩和する。貼付用麻酔剤は穿刺前の少なくとも30分前、理想的には1時間前に貼付する。
先端が鈍な穿刺針によるボタンホール穿刺では、ほとんどの例でアクセス血管の穿刺痛は認められない。