透析百科 [保管庫]

15.1  off-line HDF

Off-line HDFとは、ヘモフィルターに透析液を流しつつ大量の濾過を行い、これにより生じる過剰な体液量の減少を電解質液(置換液)の投与により補う治療法である。Off-line HDFは、他のHDF療法と同様に小分子量物質から低分子量蛋白質までの広い分子量範囲の尿毒症物質の除去を目標として施行される。

 

Off-line HDF専用の装置および置換液(サブラッドA、サブラッドB、HF ソリタ)も市販されている。しかし、置換液の入ったボトルあるいはバッグを多数設置するのは煩雑であり、on-line HDFオリジナルpush/pull HDFあるいは圧制御式 push/pull HDF におけるよりも置換液量が少量となる。そのため、off-line HDF では明らかな臨床効果が得られないこともある。

Off-line HDFは、すでに医療保険に収載されている。Off-line HDFが医療保険の適応となる病態は、血液透析によって対処できない透析アミロイドーシスあるいは透析困難症である。