18.12 インターフェロンの種類
インターフェロンには、インターフェロンαとインターフェロンβがある。いずれも効果は同程度とされている。
インターフェロンαは筋注で、インターフェロンβは静注で用いる。インターフェロンαには天然型インターフェロンα(薬)と遺伝子組み替え型インターフェロンα(薬)がある。天然型インターフェロンαは高価であるが、抗インターフェロン抗体ができにくい。まれに遺伝子組み替え型インターフェロンαで抗インターフェロン抗体が形成され、インターフェロンの抗ウィルス作用が中和されることがあるが、そのような場合には天然型インターフェロンαに変更する。インターフェロンβには、天然型インターフェロンβ(薬)しか存在しない。