18.5 B型肝炎ウィルスワクチン
HBs抗原あるいはHBs抗体陽性の患者を除く、すべての透析患者がB型肝炎ウィルス(HBV)ワクチン(薬)の接種の適応となる。
透析患者には、HBVワクチン0.5mlを4週間おきに2回、さらに20ないし24週間後に1回皮下注あるいは筋注する。筋注は三角筋に対しておこなう。殿筋への筋注では、抗体が産生されなかったり、6ヶ月から1年以内に抗体が消失することがある。透析患者では、HBVワクチン接種の成功率が一般より低いと報告されている。