8.1 βラクタム系抗生物質
βラクタム系抗生物質には、ペニシリン系,セフェム系,カルパセフェム系,カルバペネム系,モノバクタム系のそれぞれの抗生物質がある。一般に、これらの抗生物質は殺菌性である。βラクタム系に対する耐性は、ペニシリン結合蛋白の変異、βラクタマーゼによる薬物代謝、細胞外壁への薬物の浸透性の低下などによるものと考えられている。