8.15 リンコマイシン系抗生物質
塩酸クリンダマイシン(薬)は、エリスロマイシンと同様にグラム陽性菌に対する抗菌作用を示し、バクテロイド菌を含む嫌気性菌にも有効である。クリンダマイシンは経口吸収が優れている。もっともよくみられる副作用は、発疹と下痢である。偽膜性腸炎がかなりの患者で認められる。投与量あるいは投与間隔の調整が必要である。
|
薬剤名 | 透析患者投与量 | 健常人投与量 |
塩酸クリンダマイシン(CLDM) | 600〜1200mg/day | 600〜1200mg/day |