7.11 急性扁桃炎
咽頭痛、発熱、扁桃の発赤、血液中の白血球の増加などで、診断は比較的容易である。
起炎菌としては、溶血連鎖球菌が最も多く、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌がこれに続く。治療には、広域ペニシリン、βラクタマーゼ阻害薬/ペニシリン合剤、第1世代セフェム系抗生物質を経口的に、あるいは経静脈的に投与する。補助薬としてロキソプロフェン(薬)、ジクロフェナク(薬)、エトドラク(薬)、ザルトプロフェン(薬)などの非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を使用する。