透析百科 [保管庫]

21.11  血清マグネシウム濃度(Mg)

透析前血清Mg濃度の標準値を1.7〜2.6 mg/dlとする。

透析患者における高 Mg血症のほとんどは、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウムなどのマグネシウムを含んでいる制酸薬、粘膜保護薬あるいは浸透圧下剤の服用によって生じる。高 Mg血症は、これらの薬剤を中止することにより解消する。高 Mg血症の症状には、血圧低下、悪心・嘔吐、うつ症状などがあるが、いずれも血清Mg濃度が6 mg/dlを超えないかぎり出現しない。

通常の食事を摂っている患者でMgが欠乏することは極めて希である。